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About

「ここからさきは、せかいかんのせつめいなの!」

「ヒツヨウナケリャ、ヨマナクッテイインダゼ」

現世【げんせ】

 君たちの住んでいる世界のことさ。

幽世【かくりよ】

 現世以外の世界の総称。

 極楽、エーリハイン、闇廻廊、獄世京都、獄世東京、黒鍵帝国、地獄が確認されている。

 死者の魂を選別する“彷徨える天秤”、また世界時計の在り処は不明。

 時間の進みは現世とも違うし、幽世内でも差がある。

 

獄世京都【ごくせきょうと】

 現世の京都と座標を同じくして別の世界──幽世に存在する世界。

 通称“獄京”と呼ばれる地獄への通り道。

 闇廻廊を通った死者の魂が、地獄への猶予時間を過ごしている。

 獄世京都では獄卒たちが死者の魂を管理しており、更生を認めた魂はエーリハインへ、

 そして期間内に更生することの出来なかった魂は地獄へと送る。

 天候の変化はあれど、朝の来ない獄世京都は黄昏と夜を繰り返している。

 いつも紅い提灯が世界を照らしており、黒い影の歩き回る様は不気味である。

 ちなみに獄世京都には、幽世内で唯一魂を消失させることのできる三条大橋の時空の狭間が存在する。

 また、鏡を通して現世京都と行き来が出来る。

 物好きな獄卒は、休暇に現世に遊びに行くらしい。

獄卒【ごくそつ】

 本編のメインとなる存在だね。

 極楽へと送られた死者から肉体のみを借り、新たに獄卒として生み出された魂を埋め込まれたモノ。

 肉体の記憶の持ち主は極楽へ行った死者であるため、肉体の持ち主と獄卒は無縁である。

 

 6~7歳の幼い頃から候補生として修業を積み、ある程度の歳になると晴れて正規獄卒となる。

 ちなみに肉体はそれぞれの全盛期で成長が止まるため、おおよそ25歳くらいまでの外見になる。

 いくつか戦闘に役立つ特殊な能力を所持し、それぞれ得物を持っている。

 獄世京都で更生する悪霊を管理しながら、悪鬼へと成り下がってしまった悪霊の成敗をする。

 

候補生【こうほせい】

 いずれ獄卒となるために育成される幼い者たち。

 各通りに数人ずついて、直属の獄卒の指示のもと、手伝いをしている。

 結構暇なのでよく遊んでいる。

 

宿舎【しゅくしゃ】

 九条通り東寺に隣接している洋館。

 各獄卒、候補生たちにそれぞれ自室が割り当てられている他、医務室や大浴場、食堂などもある。

 獄卒のみが使用できる獄世京都から闇廻廊への扉もここ。

拠点【きょてん】

 宿舎の他に、獄卒それぞれが持つ生活の場。

 一条ならば京都御所、二条ならば二条城……と、

 主に受け持った区域の大きな建物をそれぞれ利用している模様。

悪鬼・悪霊【あっき・あくりょう】

 獄卒京都に存在する死者の魂のこと。

 基本的には黒いもやのような形を持たない悪霊として存在しているが、

 強い感情や自我を持ってしまうとヒトの姿を模したりして己の悪感情のまま猛威を振るう。

 ヒトの姿を持った悪霊を悪鬼と呼ぶ。

 稀に弱い力の悪霊のまま悪事を犯し、成敗されて地獄送りになる者もいるとかいないとか。

彷徨える天秤【さまよえるてんびん】

 狛犬、鵠尚人と鶫遊矢が死者の魂を選別する門。

 生前良い行いをしていた者はエーリハインへ、悪に染まった者は闇廻廊へと送る。

闇廻廊【やみかいろう】

 彷徨える天秤から獄世京都までの道。

 ここには“焔龍”と呼ばれる4匹の龍が住んでおり、彼らのお眼鏡にかなわなければ、

 獄世京都へ行くことすらも出来ないまま、彷徨い続けることになる。

 闇廻廊の道は焔龍たちが自在に変化させることのできる迷路のような構造である。

 たまに管理のために獄卒たちも訪れるが、大概暇をしている焔龍たちに遊ばれて

 迷わされたり帰してもらえないだとか……

 ところどころに蝋燭の置かれた板張りの暗く狭い廊下は圧迫感があり、

 十字路に到達するたび生温い風を感じる。

 また、どこかの道を行くと、そこにはコンクリートで固められた不思議な部屋があるらしい……?

焔龍【えんりゅう】

 

 獄世京都行きの魂を篩にかける、力を持ちすぎた龍。

 本来世界を壊すほどの力を持っていたという。

 現在は精神、肉体、能力に裂断され、精神はヒトの姿を持って闇廻廊に、

 肉体は獄世京都に解き放たれ、能力は闇廻廊の時の間に封印されている。

 春東の部屋には光を奪って帰り道を失くす二対の翼を持つ烏が、

 夏南の部屋には時空を引き裂いて闇に飲み込む鋼の背鰭を持つ鮫が、

 秋西の部屋には影を奪って存在を無に返す揺らぐ影を持つ獅子が、

 冬北の部屋には精神を操作して自我を奪う歪んだ角を持つ銀狼がいると言われる。
 

エーリハイン【えーりはいん】

 極楽へと続く階段。

 星詠が本当にここを通る死者が極楽へ行くが正しいかを見定める場所。

 死者は13の枷をはめられ、星詠からの問いに誠実に答えるごとに枷が外れていき、

 もしも悪が発覚すればそのまま地獄へと突き落とす。

 見事全ての枷が外れた魂は、極楽へと送り出していく。

 青と白が目立つ美しい世界。

 雲上のようでありながらまた海底のようでもあり、大きな貝殻のような、

 不思議な形の建物や塔が多く存在している。

星詠【ほしよみ】

 獄卒と同じように、極楽へと送られた死者から肉体のみを借り、

 新たに星詠として生み出された魂を埋め込まれたモノ。

 

 エーリハインで死者に問いをかけることが仕事ではあるが、

 なにせ時間はかからないし、忙しすぎる獄卒からなかなか更生した魂は送られて来ないしで

 かなり暇をしている連中でもある。

星降りの塔【ほしふりのとう】

 星詠の拠点。

 ぐるぐると貝殻の螺旋のような大きな塔。

 星詠それぞれに小さな自室があり、共同の生活区画がある。

 鍵がかけられ、外からも入ることのできない最上階に誰かの歌声が響く部屋があるらしい……?

夢見坂【ゆめみざか】

 獄世京都とエーリハインを繋ぐ坂。

 まあ、ちょっかいを出しに行く暇な星詠くらいしか使わないけれど。

 

獄世東京【ごくせとうきょう】

 その存在は謎。

 ある一説では、獄卒の死後の世界と言われる。

 たくさんの人々が行き交いLEDの煌々と光る夜の東京の街並みそのものは、

 現世の東京とオーバーラップしているとしか思えない。

 こちらは向こうに干渉できないし、向こうもこちらに干渉できない、ただ広がっているだけの世界。

黒鍵帝国【こっけんていこく】

 主に妖の管理する、獄卒京都側の狭間の世界。

 まさに、黒鍵。

 闇廻廊、獄世京都と繋がっている。

安寧館【あんねいかん】

 黒鍵帝国にある妖の拠点である洋館。

 

妖【あやかし】

 

 獄卒でもなく星詠でもない存在。

 焔龍なども広義ではここに含まれる。

 獄卒や星詠の直接的な運営には関係がないが、協力をしたり身を置いていたりする。

妖龍【ようりゅう】

​ 焔龍の子孫と言われる、ニンゲンと龍の合いの子のような未知の存在。

 妖の小間使いとされていることが多い。

妖兵【ようへい】

 妖の擁する直属の部下のようなもの。

 存在自体は獄卒などに近いが、分類するなら妖である。

伝道師【でんどうし】

 妖に近い立場で黒鍵帝国に存在するもの。

 あまり姿を見せることはないが、彼らは世界の審判を担っているらしい。

極楽【ごくらく】

 そこは言うまでもない、死後の幸福な世界。

天族【てんぞく】

 極楽の管理者。

地獄【じごく】

 そこは言うまでもない、死後の災厄な世界。

冥獣【めいじゅう】

 地獄の管理者。

世界時計【せかいどけい】

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